調査研究・コンサルティング
海洋生態学研究で培ったノウハウと、震災が契機となって生まれた多くの研究者の方々とのつながりを活かし、森里海がコンパクトにまとまった南三陸町をフィールドに、自然資本の永続的な活用方法について、知見を集積します。
豊かな自然の恵みを将来にわたって享受しながら、経済循環が途切れずに地域社会がいきいきと存続し続けるための条件やその方策を探っていきます。
海洋調査
海洋酸性化観測
NPO法人里海づくり研究会議とともに沿岸域の海洋酸性化の現状を把握するため、毎月1回の海洋観測・採水と設置型の測器を入れて水温・塩分・pHの連続観測を行っています。
海洋酸性化が進めば、湾内の養殖業に壊滅的な被害が出ることが予想され、その現状把握と対策の構築は喫緊の課題です。
生物相調査
南三陸町自然環境活用センター(南三陸ネイチャーセンター)の委託などを受け、潜水による生物相調査を支援するなど、人間活動の基盤となる町内の生態系の現状や変化について把握する調査を行っています。
また東北大学、ネイチャーセンターと協働で、eDNA(環境DNA)による魚類相調査を進めています。生物の痕跡を検出するeDNA技術は、分析には専用の機材が必要ですが、調査自体は誰でも簡単にできるため、一般向けの調査体験会なども企画し、志津川湾の生態系への関心を深めるための活動を進めています。
各種調査結果
志津川湾の環境データ
本データは⽇本財団助成事業の海洋酸性化適応プロジェクト(特定⾮営利活動法⼈⾥海づくり研究会議)の⼀環として、⼀般社団法⼈サスティナビリティセンターが南三陸町⾃然環境活⽤センターおよび宮城県⽔産技術総合センター気仙沼⽔産試験場のご協⼒のもとに⾏っている調査結果の⼀部です。
2023年度から、調査地点をStn,1とStn,3に減らして調査をしています。
南三陸釣り大会
”釣って””撮って”みんなで作るお魚マップ
2024年11月4日開催。この大会では、釣果を競いつつ、釣った魚の写真でその分布を調べます。
温暖化で変わりゆく海の姿を、みんなの力で一緒に記録しよう!
本イベントは里海里山ウィークス2024のイベントとして開催します。