第3回南三陸いのちめぐるまち学会大会を開催しました

当センターが事務局を務める、第3回南三陸いのちめぐるまち学会大会を2024年11月8〜10日に開催いたしました。
今大会のテーマは「おどる交流軸・はねる時間軸」。地域を形づくる大きな要素である”人の交流”と、はるか縄文の昔から連綿と続いてきた”歴史の証拠”に焦点を当てました。

8日の前夜祭は「ネイチャーポジティブな地域のシナリオづくりW S」で開幕。ネイチャーフューチャーフレームワークを用いて、地域の課題と対応策を検討し、未来シナリオの要素を選び出しました。

夜の「ドリンク片手に楽しもう!多拠点・マルチワーカー×地域の視点 〜地域に関わる人再発見〜」では“複数の拠点を持ち、多様な働き方をしている人々“と”地域のハブとなる人々“の思いに迫りながら楽しく交流する時間。会場からあふれんばかりの参加者が飲み物片手に、さまざまなプレイヤーの言葉に耳を傾けました。

9日の学会大会では、全国から小中高生を含む総勢200名以上の方に、ご参加いただきました。対談:「本音で語るネイチャーポジティブ(科学者×企業×地域)」では、会場からの辛口な問いかけに、出演者が本音で真摯に答えていたのが印象的でした。講演:「発掘調査成果からみた南三陸町の昔のくらし」では、縄文時代から人々の交易があった証拠など、地域の深い理解につながる歴史的な事実が示されました。午後のポスターセッションでは地元の小・中・高校生を含む41題の発表があり、分野や地域、世代を超えた熱い意見交換の場が出現しました。

会場前にはキッチンカーが集結しお昼を盛り上げ、夜の交流会は「しづがわ夜市」に会場を移し、それぞれが交流を深め合いました。学会長(DJ ISLAND)のブース前では踊り狂う参加者の姿も目撃され、寒さを吹き飛ばす楽しい夜が更けていきました。

10日のエクスカーションは、地域で持続可能なまちづくりに取り組む事業者のプログラムが提供され、南三陸の魅力と取り組みを体感していただきました。

今回ご参加いただきました皆様、日頃より応援してくださる個人会員・賛助会員、そして地域の皆様、誠にありがとうございました。

また来年、南三陸でお会いしましょう!