震災後の自然再生と人々の営みが交差する東北で、研究者と実践者が集い、自然と向き合い行動する人を育てる学びの場、「ネイチャーポジティブアカデミー」が2025年7月より開講します。
近年、生物多様性の急速な喪失が世界的な課題として浮き彫りになり、「ネイチャーポジティブ」への移行が国際的に求められています。この動きを受けて始まる本アカデミーは、一般社団法人サスティナビリティセンター(代表理事:太齋彰浩/宮城県南三陸町)とフィッシャーマン・ジャパングループ(代表理事:阿部勝太/宮城県石巻市)が共同で運営。
東北大学をはじめとする研究者や、地域・企業でネイチャーポジティブをテーマに活動する実践者が講師を務め、自然、生物多様性、水産業、農業、金融、自治体、消費、教育など多様なテーマから学びを深めます。
ネイチャーポジティブを「わかる」から「動ける」へ
WWFの報告によると、1970年〜2018年の間に地球上の生物多様性は69%も減少。これにより、気候、水、食糧、空気といった人間の暮らしを支える基盤が脅かされています。
G7各国は「2030年までに生物多様性の損失を止め、反転させる」と宣言しましたが、「ネイチャーポジティブって何?」「どう行動に移せばいいの?」という声も多く聞かれます。
本アカデミーは、理解と実践の間にあるギャップを埋めることを目的に、第一線の専門家による講義と対話を通して、「感じて、考えて、動く」人材の育成を目指します。
アカデミーの特徴
・分野横断型の講師陣:大学研究者から企業・地域の実践者まで、自然と社会の接点を多面的に学べる。
・全国から参加可能:全講座はオンラインで実施。居住地に関係なく誰でも受講可能。
・アーカイブ配信あり:各回の講義はアーカイブ動画として配信。開講後1週間、見逃し視聴が可能です。
・学びの継続を支える特典:全講座修了者には「修了証」を発行。希望者はフィールド実習(別途費用)にも参加可能。
講座概要
・期間(予定):2025年7月3日(木)~10月2日(木) ※隔週木曜 19:00〜21:00
・形式:全8回オンライン(Zoom)
・特典:修了証の発行(全講義出席者)、希望者は実践的なフィールド研修にも参加可能(別途費用)
・料金:税込55,000円(単発受講 税込8,800円)
・講師情報等は下記の講座詳細・申込をご覧ください。
主催・運営
主催
ネイチャーポジティブアカデミー実行委員会
運営
一般社団法人サスティナビリティセンター:
南三陸を拠点に環境・経済・社会にまたがる地域課題の解決を目指し、地域資源の調査研究・人材育成に取り組む団体。また「南三陸いのちめぐるまち学会」事務局として、研究者と企業・住民が同じ目線に立って情報交換をする機会を提供する。
サスティナビリティセンター|森・里・海・ひとの調査研究・コンサル・人材育成・地域資源活用
フィッシャーマン・ジャパングループ:
漁業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団。人材・経済・環境の三つの軸をもとに様々な事業に取り組んでいます。
Fisherman japan|フィッシャーマン・ジャパン 公式サイト
お問い合わせ
【主催】
ネイチャーポジティブアカデミー運営委員会
【運営】
一般社団法人サスティナビリティセンター/フィッシャーマン・ジャパングループ(FJ)
【講座申込・詳細】
ネイチャーポジティブアカデミー / NATURE POSITIVE ACADEMY
【問い合わせ先】
naturepositiveacademy@fishermanjapan.com(事務局担当:FJ 安達・熊沢)