サスティナビリティ学講座Vol.10「最新研究からみた 志津川湾のいまと未来」を開催しました!
日時:2023年12月23日
会場:南三陸町自然環境活用センター(南三陸ネイチャーセンター)
講師:藤井 賢彦氏(東京大学 大気海洋研究所 大槌沿岸センター 教授)
小埜 恒夫氏(水産研究・教育機構 水産資源研究所 海洋環境部 主幹研究員)
参加者:35人(現地参加:23人・オンライン配信参加:12人)
※本講座は公益財団法人日本財団助成プログラムです。
私たちに豊かな恵みをもたらす海の生態系は、いま、大きな危機に晒されています。
今回は最前線で研究をされている、藤井さん、小埜さんに志津川湾のいまと未来についてお話し頂きました!
前半は藤井さんより、「地球温暖化・海洋酸性化・貧酸素化が海洋生態系に及ぼす影響」について、マガキを中心に酸性化による影響や、南三陸町と日生市のデータを比較し、現状と今後の予測モデルによる将来の姿を解説して頂きました。
後半は小埜さんより、「地球温暖化・海洋酸性化・貧酸素化が海洋生態系に及ぼす影響」について、これまで志津川湾で蓄積されたデータをグラフ化し、過去からの変化の様子とそれによる生態系への影響を解説して頂きました。
地元漁業者も参加していたため、随所に対話を交えつつ、
海洋の問題についての知識を深める場となりました。
海洋の問題は、漁獲量の現状、魚種の変化など目に見えるものもあるが、その原因や対処法を考える上で、観測データの蓄積と分析が不可欠であることを、専門家から直接参加者に伝えられた貴重な機会となりました。
ご参加いただいた皆さん、講師の藤井さん、小埜さん、大変ありがとうございました!