
事業案内
海洋調査
〇海洋酸性化観測
NPO法人里海づくり研究会議とともに沿岸域の海洋酸性化の現状を把握するため、毎月1回の海洋観測・採水と設置型の測器を入れて水温・塩分・pHの連続観測を行っています。
海洋酸性化が進めば、湾内の養殖業に壊滅的な被害が出ることが予想され、その現状把握と対策の構築は喫緊の課題です。
〇生物相調査
南三陸町自然環境活用センター(南三陸ネイチャーセンター)の委託を受け、潜水による生物相調査を支援するなど、人間活動の基盤となる町内の生態系の現状や変化について把握する調査を行っています。
〇eDNA調査
東北大学、ネイチャーセンターと協働で、eDNA(環境DNA)による魚類相調査を進めています。生物の痕跡を検出するeDNA技術は、分析には専用の機材が必要ですが、調査自体は誰でも簡単にできるため、一般向けの調査体験会なども企画し、志津川湾の生態系への関心を深めるための活動を進めています。